STEP①-学科勉強の選択肢

STEP①-学科勉強の選択肢

独学をお勧めしたい受験生

私自身、1回目の学科合格の時は頂いたテキストによる独学で行いました。
最初の数年間は勉強がはかどらず、記念受験のような状態が続いてしまいましたが、
幸い金銭的負担は毎年の受験料でおさまっていたことが長く挑戦できた要因だと考えています。

また、製図を3回不合格となったため、いわゆる角落ちとなった翌年は『合格ロケット』というツールのみで半年の勉強期間で学科再合格する事ができました。

ここでは同じような低いハードルで受験をスタートしたい方などに向けての情報発信になります。
1年でのストレート合格を目標や、合格しなければならない年齢のリミットがある方は、大手資格学校のストレート合格コースなどの100万円程度のコース一択になると思います。

下記のような受験生に参考にして頂けたらと思っています。

・自分の実力試しでの受験や、記念受験からスタートしたい方
・金銭的負担によるストレスのない受験を第一に考える方
・諸事情により通学が難しく、在宅での勉強方法を探している方
・実務経験が足りていないため、直ぐに合格しても資格取得まで実務が必要になる方

テキストの確保

独学に欠かせないものはテキストになります。
基本的には解説付きの過去問題集と、各科目毎のテキストが必要です。

過去問題集は、7年分のデータが載っている本はよく販売されています。
合格まで導こうとした場合の理想は20年分の過去問になりますが、
少なくとも中古本などで、2冊で14年分くらいの問題は勉強した方が良いです。

各科目毎のテキストとなると、資格学校などに受講したら手に入るものが一般的です。
重要な過去問だけまとめたテキストなども含まれるため、
手に入れば前述の7年分の過去問題集は無くても問題ないと思います。
資格学校のテキストは周囲に合格した方が入れば、譲り受ける事が一番です。
オークションサイトなどでも、販売されているのを見かけます。
高価格な場合が多いですが、ある程度古くて低価格(最大で5年前くらい)でも良いと思います。
※資格学校によってはテキストの譲渡禁止などの場合もあるため、ご確認のうえでお願いします。

以下の記事で詳しく紹介しています!

資格学校や教材

テキストのみでの独学合格が難航している方や、まずは一度だけ学校に通ってみてベースとなる知識や、最新のテキストを手に入れて合格を目指し、不合格だった場合に独学に移行するという考えの方もいるかと思います。

学科の独学に必要な教材や、大手資格学校との金額の比較です。
資格学校のコースは独学支援のコースやWEBコースなどの低価格のコースを抜粋しています。

資格学校の講座
資格学校[全コース内容] 最安コース名 価格
総合資格学院 1級建築士短期学科合格必勝コース 528,000円~
日建学院 集中ゼミWebコース(通信+Web講座) 110,000円~
TAC 上級学科本科生/ビデオブース講座 308,000円~
全日本建築士会 学科徹底合格力養成本講座 195,000円~
・総合資格学院…高い合格率を誇る資格学校。価格は他校よりも高額になり、学科+製図のストレート合格を目指すコースは100万~130万円となる。このコースを選択して学科で落ちた場合は、製図講座分の金額を翌年に持ち越しとなるが、受かるまで受講し続けなといけない気持ちになるため、申し込みには十分注意すべきコースです。学科のみのコースでは最安価格でも50万円越えとなります。『1級建築士学科合格対策プラン』という独学サポートも用意されているようだが、詳しいサポート内容や金額も曖昧なため検討し辛い印象。
・日建学院…総合資格学院に比べてやや安い価格で通える資格学校。最安コースではWebコースで11万円があります。教材は他のコースと相違ない充実した内容で、講義の数は大幅に少ないようです。別のサポートやテストを追加すると3万円~の費用がそれぞれ追加になってきます。このコースは製図試験の対策も含めたストレートコースとの事ですが、価格から考えても製図の内容は薄いと思われ、『設計製図試験課題対策集』は市販のテキストのようです。
別で33万円の『学科理論Webコース』があり、こちらの方が講義の内容が充実しているようです。
他にも3つの模試が約1万円で受けれるなど、他校や独学生も体験する事が可能。
・TAC…あらゆる資格に対応した大手資格学校。学科講座の最高値のコースでも44万円と上位2校よりはかなり価格が抑えられています。過年度生向けのコースが最安で約30万円となり、環境設備・施工・計画の科目に関してはWebで受講が可能なようです。
・全日本建築士会…学科コースは講義時間『計138時間』と『計168時間』の2コースあり、最安コースが通信の場合で約19万円だが上位コースの通信との差額が1万円しか変わらない。通学の差額も+2万円程度で、他校の通学コースと比べてもかなり安いです。
学科と製図のセットコースの場合も差額が3万円以下なため、製図も受講してみたい場合は破格のコースです。
アプリやウェブ講座など
提供元 コース名 価格 備考/割引他
スタディング 1級建築士 学科・製図総合コース 99,000円 【2023/1/31まで88,000円】
建築イノベーション 合格ロケット 69,800円 【2年目から41,500円/年】
建築資格研究会 1級建築士ネット講座 30,000円 【2年目から10,000円/年】
速学 57,200円 【2年目から48,000円/年】
TK office 「1級建築士」受験対策 1,200円
スタディング…CMでもお馴染みのオンライン通信資格講座です。価格からするとテキストや講座、問題集もなかなか充実している内容だと思います。製図までの総合コースとなりますが、学科の内容がメインになるかと思います。製図の方も約17時間の講座が含まれるので、基礎を築くことはできそうです。
合格ロケット…過去問に特化したツールです。20年分の過去問を効率的に学ぶことができます。テキストは範囲が狭めな印象でしたが、無料のLIVE講義は充実しています。アーカイブで視聴する場合は有料オプションになります。特に基礎のできている受験生(本試験70点以上取れる方など)は、半年の利用でも合格の可能性が十分見えると思います。初受験の方は、1年程度の期間と別で十分なテキストを手に入れたり、LIVE講義をアーカイブで見返すなどの必要があると思います。
建築資格研究会(1級建築士ネット講座)…学科と製図も含んだ情報を受験生向けに発信している有料制のサイトです。他のツールに比べアナログな使い方の印象ですが、長期的にみてコスパに優れたサイトです。私は製図の初年度に利用していましたが、台風の影響で本試験が2回に分けられた年は、急遽2回目の受験生のために1回目の本試験の課題を無料添削するサービスもしており、受験生に優しい対応をしてくれる印象です。
速学…合格ロケット同様に過去問に特化したツールです。追加オプションなしだと過去問のツールのみの利用となりそうです。問題数は合格ロケットより劣りそうですが、追加オプション利用で、過去30年分程度からの厳選問題集やテキスト購入もできます。
TK office…多くの資格勉強用スマホアプリを提供しており、最も低価格の1,200円ポッキリで利用し続ける事ができます。法規の科目には対応していないため、自力で法規が何点取れるかがポイントになります。問題数は少な目ですが価格からすれば十分な内容で、点数の底上げや基礎作りに適したアプリです。

まとめ

長期的に受験を検討できる方であれば、まずは市販でもいいので問題集などの教材を手に入れて独学での勉強を行い、一度受験をしてみて、おおよそ何点取れるかや苦手を見つけるのが大事です。
特に『法規』に関しては線引き法令集を持込みできるため、得意な方は勉強しなくても足切り点以上や20点以上取れる場合もあります。受験するのにも17,000円が掛かるため、出費を抑えるためには受験と同じ時間割で、過去問を自宅で解くという方法もありです。
『TK office』のスマホアプリはテキスト以下の低価格なので、初期段階で早めに取り入れるのも手です。

テキストやスマホアプリのみで合格できれば最高ですが、なかなか上手くいかない場合が多いと思います。その場合は、アプリやウェブ講座で紹介している、黄色蛍光ラインのサービスを利用してみるのがお勧めです。価格的には10万円前後してしまうのと利用期間が限られるため、利用するタイミングも重要です。ある程度テキスト等でベースが出来た状態で、『今年こそは!』と意識が高いタイミングで利用するのが一番可能性が高いと思います。もちろん最初から利用してみても、意識が高ければ合格の可能性は十分見出せると思います。

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